J1リーグ第15節 サガン鳥栖―鹿島アントラーズ
5月22日(土)|14:00 駅前不動産スタジアム
今の鹿島アントラーズは常勝軍団ではなく、「上昇軍団」だ。監督交代後、無敗ロードを突っ走る。しかも、中2日での連戦ながら、2位の名古屋グランパスに続いて4位横浜F・マリノスも撃破と、立て続けに上位チームを食ってしまった。
今節も、上位との対戦が続く。3位のサガン鳥栖のホームへと乗り込むのだ。今季の鳥栖は、前線からの連動した追い込み、さらにボール保持率を高めることで、試合を支配して勝利を重ねてきた。失点数はリーグで唯一、1ケタにとどめている。
両チームは今季、すでに対戦している。ルヴァンカップのグループステージ第4節で対戦し、2-2と引き分けているのだ。ただし、両チームはカップ戦で大幅にメンバーを入れ替えることが多く、前回とまったく違う顔ぶれでの対戦となりそうだ。
昨年の対戦は、鹿島が2勝。いずれもゴールを許さず勝ち点3を手にした。難しい試合になるものの、勝利を手にすれば手応えはさらに増す上位との対決。鹿島が勝てば5位へと這い上がり、敗れた鳥栖は4位へ転落する可能性がある。緊張感あふれる一戦となりそうだ。
■サガン鳥栖
3位 勝ち点28 8勝4分3敗 20得点6失点 得失点差14
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
ル●1-4 福岡(A)
L△1-1 大分(A)
L△0-0 広島(H)
ル●1-2 札幌(A)
L○2-0 徳島(H)
【通算対戦成績】
H 11試合・4勝2分 5敗
A 13試合・2勝2分 9敗
計 24試合・6勝4分14敗
【直近対戦成績】
2021年 4月28日 ル杯第 4節 △2-2(H)
2021年 3月 3日 ル杯第 1節 ●0-3(A)
2020年10月14日 J1第22節 ●0-2(H)
2020年 8月 8日 J1第 9節 ●0-2(A)
2019年 7月20日 J1第20節 ●1-2(A)
【今節のみどころ】
ミッドウィークのルヴァンカップでは福岡に1-4で敗れて、未勝利で大会を終えることが決まった。だが、前節からメンバーは大幅に入れ替えており、フレッシュな選手たちを鹿島にぶつけることができそうだ。
無敗は続いているが、ここ2試合は引き分け。得点数が落ちているのも気がかりだ。
そこで期待したいのが、U-24日本代表に選出された林大地だ。2トップを組む山下敬大は、5月に入ってからの3試合で2得点。一方の林は、第10節を最後に4試合ゴールがない。
東京五輪を戦うU-24代表の選考は、最終段階に入っている。栄えある母国開催の五輪で輝くためにも、「ビースト」のゴールが見たい。