■5月9日/Jリーグ第13節 浦和レッズ―ベガルタ仙台(埼玉)
Jリーグ第13節が行われ、埼玉スタジアムでは浦和レッズとベガルタ仙台が対戦し、ホームの浦和が2-0で勝利し、ホーム4連勝を飾った。
浦和は、0-2で敗れたリーグ戦・福岡戦からスタメンを3人を変更して臨んだ。FWには、5月5日に行われたカップ戦・柏戦において初出場にして初ゴールを記録したキャスパー・ユンカーを1トップで起用。ベテランのMF阿部勇樹がダブルボランチの一角を務め、GKには18歳の鈴木彩艶が抜擢された。鈴木にとってはこれがJリーグデビュー戦となった。
開始直後から浦和はミスが連発し、仙台にチャンスを与えてしまう。前半6分にはパスミスを奪われ、相手がキーパーと1対1になるが、GKの鈴木が好セーブでここを防ぎ、スタメン起用に応えた。
前半15分、浦和はFW武藤雄樹のクロスにユンカーが頭で合わせるが、ヘディングシュートはバーの上に外れる。リズムを掴めなかった浦和だが、次第にボールを保持する時間帯が増える。
0-0のまま折り返した後半13分、浦和は武藤がMF小泉佳穂とワンツーで中央を突破し、ペナルティーエリア右のユンカーへ送る。このボールをユンカーがトラップでおさめて、ゴール左隅へと沈めた。ユンカーはリーグ戦デビューにして初得点。移籍後初スタメンとなったカップ戦・柏戦から公式戦2連続ゴールとなった。
さらに、後半30分、浦和は小泉のプレーが相手のファウルを誘い、ペナルティーエリア手前のゴール前からFKのチャンスを得る。キッカーの阿部がこれを直接決めて、ゴールに突き刺した。阿部はこれが今シーズン3得点となり、チームとしては単独トップに立った。
その後は、古巣対決となったFWマルティノスを中心に仙台の猛攻を受けるが、GK鈴木がゴールを守り切り、2-0で勝利した浦和は、公式戦2試合ぶりの白星となった。勝ち点を20に伸ばした浦和は、順位も8位に浮上している。