【J1分析】浦和「入れ替え」3人が活躍!(3)18歳の新守護神・鈴木彩艶完封も「キーパー全員の勝利」の画像
クリーンシートを記録した浦和レッズの鈴木彩艶 撮影/中地拓也
浦和対仙台でのユンカー、阿部、鈴木彩艶の雄姿(2021年5月10日)

■5月9日/Jリーグ第13節 浦和レッズベガルタ仙台(埼玉)

 Jリーグ第13節が行われ、埼玉スタジアムでは浦和レッズとベガルタ仙台が対戦し、ホームの浦和が2-0で勝利し、ホーム4連勝を飾った。

 浦和は、0-2で敗れたリーグ戦・福岡戦からスタメンを3人を変更して臨んだ。FWには、5月5日に行われたカップ戦・柏戦において初出場にして初ゴールを記録したキャスパー・ユンカーを1トップで起用。ベテランのMF阿部勇樹がダブルボランチの一角を務め、GKには18歳の鈴木彩艶が抜擢された。鈴木にとってはこれがJリーグデビュー戦となった。

 開始直後から浦和はミスが連発し、仙台にチャンスを与えてしまう。前半6分にはパスミスを奪われ、相手がキーパーと1対1になるが、GKの鈴木が好セーブでここを防ぎ、スタメン起用に応えた。

 前半15分、浦和はFW武藤雄樹のクロスにユンカーが頭で合わせるが、ヘディングシュートはバーの上に外れる。リズムを掴めなかった浦和だが、次第にボールを保持する時間帯が増える。

 0-0のまま折り返した後半13分、浦和は武藤がMF小泉佳穂とワンツーで中央を突破し、ペナルティーエリア右のユンカーへ送る。このボールをユンカーがトラップでおさめて、ゴール左隅へと沈めた。ユンカーはリーグ戦デビューにして初得点。移籍後初スタメンとなったカップ戦・柏戦から公式戦2連続ゴールとなった。

 さらに、後半30分、浦和は小泉のプレーが相手のファウルを誘い、ペナルティーエリア手前のゴール前からFKのチャンスを得る。キッカーの阿部がこれを直接決めて、ゴールに突き刺した。阿部はこれが今シーズン3得点となり、チームとしては単独トップに立った。

 その後は、古巣対決となったFWマルティノスを中心に仙台の猛攻を受けるが、GK鈴木がゴールを守り切り、2-0で勝利した浦和は、公式戦2試合ぶりの白星となった。勝ち点を20に伸ばした浦和は、順位も8位に浮上している。

PHOTO GALLERY 浦和対仙台でのユンカー、阿部、鈴木彩艶の雄姿(2021年5月10日)
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