【UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝 2ndレグ チェルシーvsレアル・マドリード 2021年5月5日(日本時間28:00キックオフ)】
前日のマンチェスター・シティに続き、これまで培ってきた自分たちのやり方をしっかりやりきったチームが、順当に決勝に駒を進めることになった。
レアルは1stレグの前半で3バックに見切りをつけたかと思われていたが、ジネディーヌ・ジダン監督はなぜかシーズン途中からの急造システムに固執した。仮にそれがチェルシーのシステムに合わせた結果であるならば、その時点でレアルらしい振る舞いとは言えなかった。
これまで、他の誰にも真似できない、レアルらしさ、という特殊な部分で見事にエル・ブランコを牽引し、結果を残してきたフランス人指揮官だったが、相手に合わせるというレアルらしくない戦い方でチャンピオンズリーグの決勝を目前に姿を消すことになった。
リーガのタイトルを獲得できるチャンスは残されているものの、今回の敗れ方は時代の終わりを感じさせるのに十分すぎるものになった。
試合終了後、現在はウエスカに所属するFW岡崎慎司は、
“カンテ、チリウェル、マフレズ。
決勝で3人がプレーするんやなー。
チェルシーの守備が凄くて、めちゃ興奮してる。
とにかく今日は寝れなさそうや。
呟きたい時にツイートするってこういうことなんやな。”
とツイート。かつて、レスター・シティでともにプレーした3人が、チャンピオンズリーグ決勝でプレーすることを祝福した。