■5月2日/J1第12節 セレッソ大阪―ガンバ大阪(ヤンマー)
セレッソにとって悔しい引き分けとなった大阪ダービー。序盤にエース大久保嘉人と負傷離脱で失うと、試合の流れをつかみかけた中で得たPKも外してしまう。それでも後半に先制したものの、今度はPKを与えて同点に追いつかれ、そのまま試合終了。勝ち点3がスルリとこぼれ落ちる展開となってしまった。
そんな試合で、最大の収穫となったのが、センターバックの安定感だ。大阪ダービーという大事な試合でレヴィー・クルピ監督はチョイスしたコンビは、DFチアゴとDFダンクレーのブラジル人コンビだ。2人とも今季からセレッソに加入し、この試合がデビュー戦。ダンクレーは昨季までJ1神戸に所属していたものの、チアゴはこれがJリーグデビュー戦だった。突然のコンビに思われた2人だが、セレッソゴールの前で鉄壁を作ってみせた。
この試合でガンバ大阪は、4-3-3のシステムを使用。FWレアンドロ・ペレイラ、FW宇佐美貴史、MF小野瀬康介の先発メンバーに加えて、FWチアゴ・アウベス、FWパトリックな強力なアタッカー陣がセレッソゴールに迫ったが、2人がシャットアウト。チアゴもダンクレーも強さと速さを見せ、積極的にチェックに行くなど素晴らしいプレーを見せた。