■5月1日/J1第12節 ヴィッセル神戸3―0サンフレッチェ広島(ノエビアスタ)
緊急事態宣言下で行われた無観客開催の広島戦を、前半のうちに3得点を奪って圧勝した神戸。エース古橋亨梧は、この試合で2得点を決めたことでJリーグの得点を9得点とし、得点ランクタイにしてみせた。それまでのリーグ戦4戦未勝利、公式戦では5戦未勝利といういやな流れを、エースの活躍で断ち切ってみせたのだ。
そしてこの試合で142日ぶりに復帰したのが、アンドレス・イニエスタだ。イニエスタの復帰が近いことは、三浦淳宏監督の発言で推測されてはいた。4月末から5月アタマにかけて復帰するであろうといわれていたが、37歳という年齢で大きな負傷だったことを考えれば、どのタイミングになるかは外からは推測しにくかった。
広島戦前日のメディア対応でも、イニエスタについて三浦監督は「本当に良くなっている。彼のプレーを見たい人もたくさんいると思いますし、早く試合に出られればと思います」と話し、ゲーム形式の練習にも参加していることを話すなど、出場の可能性を明かしていた。これが、神戸戦に挑む広島に与えた影響は皆無ではなかったはずだ。