J1リーグ第11節 横浜F・マリノスー横浜FC
4月24日(土)|14:00 日産スタジアム
日本に複数あるダービーの中でも、これほどまでに対照的なカードはないだろう。また、その差を感じさせない結果を出してきた興味深いカードでもある。
横浜F・マリノスは、Jリーグの創設メンバーである「オリジナル10」の一角であり、現在も豊かな戦力を有するビッグクラブだ。2019年のリーグ制覇など、数々のタイトルを手にしてきた。
一方の横浜FCは、Jクラブ消滅に反骨心を示した人々により、市民クラブとして1999年に誕生した。当時は芝生もない練習場を転々としながら、JFLからスタート。8年かけてJ1の舞台にたどり着いた。
対照的な両クラブだったが、2007年に初めてJ1で顔を合わせると、圧倒的不利が予想される中、横浜FCが1-0で勝利。だが、リターンマッチでは横浜FMが意地を見せ、8-1と叩きのめした。
再びJ1で対戦するまでには13年の月日がかかったが、昨季もまた、勝負は1勝1敗の五分。このダービーは、やはり一筋縄ではいかないものなのだ。
現状でも横浜FMが6位、横浜FCが未勝利で最下位と大きな差がある。だが、ギャップが大きいほどに、横浜ダービーの面白さは増していく。
■横浜F・マリノス
6位 勝ち点18 5勝3分1敗 15得点8失点 得失点差7
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
ル△0-0 清水(A)
L○3-1 札幌(A)
L△0-0 仙台(A)
L○1-0 C大阪(H)
L△1-1 湘南(H)
【通算対戦成績】
H 2試合・2勝0分0敗
A 2試合・0勝0分2敗
計 4試合・2勝0分2敗
【直近対戦成績】
2020年12月19日 J1第34節 ●1-3(A)
2020年 7月22日 J1第 6節 ○4-0(H)
2020年 8月14日 天皇杯 ○2-1(H)
2018年 7月11日 天皇杯 ○2-1(H)
2012年10月10日 天皇杯 ○2-1(H)
【今節のみどころ】
ミッドウィークのルヴァンカップでは清水エスパルスと引き分けたが、大きくメンバーを変えており、多くの戦力を休ませることができたはずだ。
さらには、負傷していたティーラトンが復帰。前半45分間をプレーして、ウォームアップは完了した。また、入国ができなかったレオ・セアラが合流し、この試合で新天地でのデビューを飾る可能性がある。
水曜日の試合では樺山諒乃介も久々の出場を果たした。ポジション争いを加熱させ、さらにチームを加速させるきっかけとしたい一戦だ。