【J1分析】浦和の連勝は3でストップ(3)浦和の光明と課題・ボール保持63%も…指揮官が求める“最後の精度”の画像
キャプテンマークを巻いた浦和レッズの槙野智章 撮影/中地拓也

■4月18日/Jリーグ第10節 C大阪―浦和レッズ(ヤンマー)

 浦和レッズはセレッソ大阪とアウェーで対戦し、0-1で敗れた。浦和は第7節の鹿島戦から3連勝と勢いに乗り、順位も10位まで浮上。しかし、4年ぶりの4連勝がかかったこの試合では再三のチャンスがありながらも、相手のセットプレーに沈んだ。

 前半からボールを支配したのは浦和だった。リカルド・ロドリゲス監督のもと、積み上げてきたポゼッションを重視するスタイルを今節でも自信を持って発揮する。前線からのプレスも相手を困惑させ、セカンドボールもうまく回収できていた。浦和は前半45分、MF小泉佳穂がペナルティエリア手前の中央でシュートフェイントで相手をかわし、シュートにまで持ち込んだが、ここは相手GKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれる。

 後半に入っても、浦和は攻撃の手を緩めず、チャンスをつくる。しかし、ペナルティエリア内までボールを運んで侵入するところまではできるものの、フィニッシュの精度を欠き、決定機を生かすことができない。4分には、小泉が敵陣の中央から左のスペースにパスを送る。ここにMF明本考浩が抜け出してシュートを打つが、枠を捉えきれなかった。

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