ベガルタ仙台、劇的ドロー!(3)「今季初の複数得点」で得た成功体験の画像
ベガルタ仙台FW西村拓真の今季初ゴールの瞬間 撮影:中地拓也
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■4月17日/J1第10節 横浜FC―ベガルタ仙台(ニッパツ)

 19位のベガルタ仙台と20位の横浜FCがぶつかった“裏天王山”は、横浜FCが68分までに2点をリードする展開となった。17分にコーナーキックで先制すると、68分に仙台の攻めを受けた流れから追加点を奪ったのだ。

 とはいえ、仙台も決して内容が悪いわけではなかった。ボールを相手陣内で奪って攻撃に転じようとしたほか、守備でも失点シーン以外で崩されることはほぼなかった。そしてビハインドを覆すべく、0-1だった57分に、2列目にマルティノスとエマヌエル・オッティを同時投入。タイプの違うドリブラーを左右に置いて、横浜FCに揺さぶりをかけたのだ。

 その状況で喫した2失点目だったが、仙台の反骨心は砕けていなかった。57分のJリーグデビュー以降、その重心の低いドリブルで何度も横浜FCの守備を切り裂こうとしたオッティのいる左サイドからチャンスが生まれる。82分の左コーナーキックがそれだ。

 上原力也が蹴ったボールは、ゴール前にいたストライカー西村拓真の頭にピタリ。ビハインドを1点差とする待望の得点を、今度は仙台がセットプレーから奪ってみせたのだ。西村はこの日、良い動きを見せながらゴールを決めることができなかった。そもそも、実はこれが今季の初得点。2018年シーズンに24試合で11得点を奪って海外へと飛び立った西村だったが、今季は得点が奪えていなかった。

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