J1リーグ第9節 ベガルタ仙台ー横浜F・マリノス
4月11日(日)|14:00 ユアテックスタジアム仙台
ぐっと暖かさが増した3月、仙台では史上最速タイで桜の満開を迎えた。だがベガルタ仙台には、まだ春が来ない。
長すぎる未勝利ロードだ。昨年の仙台は、ユアテックスタジアム仙台で1度も勝てなかった。リーグ戦最後の勝利は、2019年11月30日の第33節・大分トリニータ戦までさかのぼらねばならない。
今回ホームに迎えるのは、昨季に2敗を喫した横浜F・マリノスだ。攻撃的なサッカーを展開する難敵である。
だが昨季のホームゲームでは、後半アディショナルタイムに入って5分後に決勝点を奪われたものの、粘り強く戦っていた。また、忘れてはいけないのが今季のルヴァンカップでの対戦だ。前半は横浜FMにいいようにやられたが、ハーフタイムを挟んでがらりと展開を変え、惜しいシュートを放つ場面もあった。
どれほど流れが悪くても、自力で変えることはできる。桜前線は呼び込めないが、歓喜をスタジアムにもたらすことはできる。今季公式戦4度目のホームゲームで、仙台はスタンドに笑顔を咲かせられるか。
■ベガルタ仙台
19位 勝ち点1 0勝1分6敗 4得点19失点 得失点差-15
【出場停止】アピアタウィア久
【直近5試合結果】
L●0-1 徳島(A)
L●0-2 神戸(H)
ル●0-1 清水(H)
L●1-2 FC東京(A)
L●1-3 湘南(A)
【通算対戦成績】
H 17試合・3勝 5分 9敗
A 16試合・6勝 5分 5敗
計 33試合・9勝10分14敗
【直近対戦成績】
2021年 3月 3日 ル杯第1節 ●0-1(A)
2020年 9月23日 J1第18節 ●1-3(A)
2020年 8月 1日 J1第 8節 ●0-1(H)
2019年 9月28日 J1第27節 △1-1(H)
2019年 3月 2日 J1第 2節 ●1-2(A)
【今節のみどころ】
なかなか勝利をつかめないだけではなく、ここ2試合はゴールも奪えていない。大卒ルーキー加藤千尋を先発起用するなど変化のきっかけを探しているが、まだ答えは出ていない。
その加藤は交代出場したヴィッセル神戸戦で、一連の流れでオフサイドがありノーゴールだったものの、一度はゴールネットを揺らすシュートを放っていた。昨年のうちに特別指定選手としてリーグ戦11試合に出場しているものの、同じく大卒ルーキーである真瀬拓海も着実に経験を重ねている。底上げはなされているはずなのだ。
今回迎える攻撃的サッカーの横浜FMも、やりにくいばかりではない相手だ。アグレッシブに前に出てくる分、その裏にはスペースが空く。古巣との対戦となるマルティノスにとっては、快足を存分に披露する絶好の相手だ。
仙台は前半の失点が際立って多い。まずはしっかり前半を耐え抜き、反撃の機会を探りたい。