3月30日のW杯2次予選、日本代表対モンゴル戦は14対0という華々しいフィナーレとなった。その前日の3月29日には、U24日本代表がアルゼンチンを相手に3対0という完勝劇で、26日の0対1という敗戦のリベンジを果たした。3月の代表ウィークでのフル代表2試合、五輪代表2試合の計4試合は日本に何をもたらしたのかーー。サッカージャーナリストの大住良之と後藤健生ががっぷり四つに語り合う!
―次の日本代表の試合は、6月3日。7日がタジキスタンで、11日に親善試合があり、そしてキルギス戦ですね。(対談収録後、日本サッカー協会は5月28日の代表週間外に異例の日程でミャンマー戦を行うことを発表)
大住「30日のモンゴル戦は14点も取ったけど、無駄な試合とは思わないし、良い90分間だった。けど、3試合もそういうのが続くのはね……」
後藤「予選が入っていない日にはなるべく強いところとやるべきだよ。韓国とやったら楽しいし、昨年11月に負けたメキシコにもリベンジしたいし」
大住「本当ならば、どこかに出かけて行きたいところだよね?」
後藤「予選のほうはアンダー20とかに任せておいて。ちょうど、アンダー20はワールドカップがなくて困ってるんだから」
大住「でも、この間は合宿をやっていたね?」
後藤「そうそう、合宿はやっているんだけど試合が全然ないんだ。だからアンダー20も日韓戦をやればいいんだよ」
―千葉のJFA夢フィールドがさかんに使われていますね?
後藤「いろんなチームがね、フットサルまで一緒になってやっているのは良いよね。フットサル日本代表の合宿に森保監督が顔を出して、選手たちにもいろいろと話をしていたらしいよ」
大住「そういうのは良いよね。あそこには技術スタッフの部屋があって、そこに通勤していて。審判部もあそこなんだよね。だから、レフェリーのトレーニングもできる」
―反町康治強化委員長も幕張ですか?
大住「毎日通っているって言ってた。グランドを見ていると、やっぱりアイデアが湧くんだよ。御茶ノ水のビルの中にいてもダメだよ。窓の外にグラウンドが見えたら全然違う。だから、すごく良い施設だと思う」