■「どの選手も良くて悩むよ」「森保監督は贅沢だよね」
大住「6月の試合では、もしかしたら冨安はオリンピック代表に入れて、田中をA代表に入れるかもしれない。そういうことができるんだから、オリンピックの準備をしつつ、秋からのワールドカップ最終予選に向けてのチーム作り、そしてワールドカップへのチーム、それがこの3月で一気に進んだんじゃないかな」
後藤「3月もそうだし、去年の10月11月も良かったし」
大住「あれはヨーロッパ組だけで偏りがあったからね」
後藤「それはしょうがないよ」
大住「だけど去年の活動の上に、今度のが積み重なったわけだから。それがすごく、よくできたような感じがする」
後藤「そしてJリーグの選手を使ったら、ヨーロッパ組と遜色のない働きをしているしね」
大住「本当だよね。山根視来なんて、ヨーロッパのどこの選手? っていうくらい」
後藤「田中なんて、バルセロナですか? ってね。ついこの間までは、メンバーの23人は半々なんだけど、試合になるとレギュラーはヨーロッパ組とかね。それが今や長友佑都や柴崎岳が戻ってきたら、さてどうしようかなという状況だもんね」
大住「そうだね。守田英正よりも良いか、と言われればそうとは限らないもんね。酒井宏樹だって、もしかしたら……」
―山根と迷うと?
大住「松原健も良いじゃん。内側に入っていくサイドバックだよね? だから酒井とはずいぶん違うんだけど、2人ともすごくいいよね」
後藤「どうしようもなく海外組じゃないと困るのは、大迫勇也とか」
大住「それに吉田麻也、冨安……こうやって名前を挙げちゃったら10人になったりして」
後藤「ははは」
大住「大迫の代わりはいないね」
後藤「前で収められるタイプはね」
―そして遠藤航も不可欠ですね?
大住「遠藤もそうだね。けど、田中と遠藤と守田と柴崎。その辺で誰を使うか悩む森保監督は贅沢だよね」