■ゴール前に走り続けた守田

 攻撃面でも効いていた。開始序盤から目立っていたのが、この2人が打ち込む縦パスだ。17分の先制点も、上がっていた守田が躊躇なく入れた縦パスから生まれている。

 守田が運んだのは、ボールだけではない。自身も果敢にゴールへと向かっていた。

 開始21分の場面、この2人が密接に絡んでチャンスシーンを導いている。スタートは自陣のボール回しでの遠藤のGKへのバックパスだ。左サイドへ展開する間に、守田は猛然とタッチライン際へダッシュ。ハーフウェイライン手前で縦パスを柔らかく落とすと、サポートに来ていたのは遠藤。鋭い縦パスを受けた南野が右サイドへ展開すると、伊東純也が狙ったのはファーサイド。クロスに先に走り込んでいたのは、足を止めることのなかった守田だった。

 守田には52分にも、伊東のクロスを受けるチャンスがあった。大迫、南野に続いて、ボックス内に走り込んでいたのだ。このプレーで、引き金を引いていたのは守田だ。自陣で縦パスを入れたのだが、その瞬間からゴールを目指して走っていた。さらに言えば、自陣で守田にボールが渡ったのは、遠藤がいればこそ。サイドに流れる相手に食らいついて頭で弾き返した遠藤の守備から、このプレーは始まっていたのだ。

 今回のメンバーには遠藤と守田以外にも、川辺駿稲垣祥といった中盤の底を働き場とする選手が入っている。招集を受けながら負傷で合流できなかった原川力も同じポジションだ。こうした選手たちが“競演”するが、「柴崎の相棒探し」という見方はふさわしくない。常に「ベスト」を求める森保一監督の下で続く厳しいオーディションが、遠藤と守田のみならず、チームの快勝を呼び込んだのだ。

■結果

日本代表 3-0 韓国代表

■得点

17分 山根視来(日本代表)

27分 鎌田大地(日本代表)

83分 遠藤航(日本代表)

  1. 1
  2. 2