※その1はこちら
■3月26日/日本―アルゼンチン(味の素)
■3月29日/日本―アルゼンチン(ミクニワールド)
3月19日、東京五輪に臨むU―24日本代表のメンバーが発表された。青いユニフォームを着る23人で最大勢力となったのが、王者・川崎フロンターレ出身の選手だ。旗手怜央は、その川崎で現在、主力として活躍する一人である。
日本サッカー協会が発表した旗手のポジションは「MF」だが本来のポジションはウイングで、今季はここまでのリーグ戦7試合すべてで左サイドバックとして出場している。FWからDFまでできる万能プレイヤーで、ここまで出場時間は630分中629分と鬼木達監督の信頼も厚い。
旗手が左サイドバックとして起用されたのは昨年終盤からで、不動の左サイドバックだったDF登里享平が離脱を余儀なくされ、さらに、ポジションを争っていた車屋紳太郎も負傷していたことによる。
「4バックの左は初めて」という状況だったが、その戦術理解度の高さで”未知”の最終ラインも見事にこなしてみせた。そればかりか、このポジションを自分色に染めてすらいる。