■「20代半ばの選手の活躍が見たい」
後藤「冨安なんかは韓国とやったら、2戦目はアルゼンチンともやったほうがいいよ」
大住「翌日?」
後藤「翌日じゃなくて、3月29日の次の北九州の試合で」
大住「なるほどね、2試合目か。それに今回が代表初招集の20代半ばの選手が、代表でどれくらいできるのか見たいね。松原健とかさ」
後藤「とりあえずはJリーグで頑張っている選手を代表に入れてくれたから、彼らが国際試合でどこまで通用するかが楽しみだね」
大住「小川諒也は良くなっているの?」
後藤「メンバーを見て、小川もかってちょっと疑問には思った。山根視来は当然だよね」
大住「山根はね。酒井宏樹と比べてもプラスの面があるからね」
後藤「江坂任も納得いくし」
大住「江坂も力はあるからね。原川力や、川辺駿あたりは渋いよね」
後藤「そうそう。坂元達裕は?」
大住「坂元は昨日のシュートがきいたんじゃないかな」
後藤「ははは。とりあえずリーグで頑張っている選手はみんな入れてもらったんだから、それは良いことじゃないですかね。新型コロナウイルスの関係で来られない選手が何人かいることで、そのぶん何人か新しい選手が入ることができた」
大住「来られない選手と、アンダー24と、それで彼らに回ってきたわけだけど。 この中から2人でも戦力になる選手が見つかれば、それはチームにとってすごくプラスだよ。みんな可能性はあるんだから。
ただ、試合に出た時に何が出来たかで次が決まっちゃう厳しい世界なんだけど、可能性はみんなにあると思うよ。川辺だって、僕は2年前ぐらいから代表に入れてもいいんじゃないかって思ってたんだけど」
後藤「だから本当に、なるほどなっていうメンバーだよね」
大住「江坂はすごい才能だしね。その才能を持てあましちゃってるんだけど」
後藤「江坂は、自分の技術をうまくチームのために活かして勝負を決めるパスを出すことができる。三苫みたいなすごいドリブルはしないけど、チームのために自分の技術を効果的に使って味方を生かすパスを出せる、非常に実戦的な選手だよね」
大住「シュートも上手いしね」
後藤「そうそう。試すには良い機会だよ」
―日韓戦では新しい戦力が試される機会はあるのでしょうか?
大住「両サイドバックがいないから」
後藤「酒井宏樹と長友佑都が来ないからね」
大住「右は山根で間違いないし、左は小川がひとりだよね?」