【CL分析】バルセロナ敗退!「呪い」を解いたPSGがポチェッティーノ采配で逃げ切る!の画像
ディアロ(22)らの奮闘が実り、メッシ(左端)擁するバルサを下してPSGがCL8強進出 写真:AFP/アフロ

UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16 2ndレグ パリ・サンジェルマンvsバルセロナ 2021年3月10日(日本時間29:00キックオフ)】

 パリ・サンジェルマンに託されたミッションは、はっきりしていた。逃げ切ることだ。

 前半のバルセロナの猛攻も、想定の範囲内でしかない。初戦を1-4で落とした相手にとって、それしか生き残る道がないからだ。相手のフォーメーションが変わろうが、頭の中はクリアだったはずだ。無駄な得点を与えないこと。そう考えれば、予測不能な軌道を描いて強烈にゴールネットを揺らしたリオネル・メッシの一撃も、「常人離れのゴールゆえ不可避だった」とすることで整理がつく。

 バルサが3バックを敷いてこようとも、驚きはなかっただろう。十分に幅を使って攻めてくることに変わりはない。序盤から縦パスに抜け出したウスマヌ・デンベレにシュートに持ち込まれるシーンが数度あったが、ボールは吸い込まれるようにGKケイラー・ナバスのセーブに遭っていた。

 守備に重きを置き、反撃はキリアン・ムバッペの独力でのカウンターにほぼ絞る。27分のCKの場面でも、5人しか攻めに上げなかった。だが、そのCKの流れからPKを奪い、先制に成功しているのだ。

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