バルセロナに、再び変化が訪れようとしている。
バルセロナの新たな会長が決定した。3月7日に行われた会長選で、勝利したのはジョアン・ラポルタだった。
今回の選挙はコロナ禍で難しいものになると見られていた。だが実際には5万5611名のソシオ(会員)が票を投じた。投票率50.4%という数字からは関心の高さが窺えた。
■ラポルタの勝利
昨年10月27日にジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長が辞任した。131日間にわたり、実質的に会長不在の日々が続いていた。
結果としては、ラポルタ(3万138票/54.28%)がビクトル・フォン(1万6679票/29.99%)、トニ・フレイシャ(4769票/8.58%)を寄せ付けずに圧勝している。
「再び会えることを楽しみにしている」
大きな横断幕が、昨年12月15日にレアル・マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウ付近のマンションに飾られた。ラポルタの大々的なプロモーションだった。
勝敗は、あの時に決していたのかも知れない。