Ｊ１リーグ第２節 ベガルタ仙台ー川崎フロンターレ
３月６日（土）｜１４:００ ユアテックスタジアム仙台
１０年前を思い出す。２０１１年３月１１日、世界は一変した。
東日本大震災で、最も大きな被害を受けた地域のひとつが仙台だった。だがそのシーズン、ベガルタ仙台は４位と奮闘した。震災による中断が明けた後の６勝５分という無敗での進撃は、まさに気持ちの表れだった。その皮切りとなったのが、川崎フロンターレ相手の２－１の勝利だったのだ。
王者・川崎は、昨季も仙台から２勝を挙げた。ここ数年は仙台相手に負け知らず。だが、２０１１年以降は２０１５年に３－２で勝利するまで、仙台のホームから勝ち点を持ち帰ることができなかった。
復興への歩みは、まだ続いている。Ｊリーグの歴史に残る強さを誇る川崎相手に、ベガルタ・ゴールドは力強く輝くことができるだろうか。
■ベガルタ仙台
８位 勝ち点１ ０勝１分０敗 １得点１失点 得失点差０
【出場停止】マテ
【直近５試合結果】
Ｌ●０－１ 横浜ＦＭ（Ａ）
Ｌ△１－１ 広島（Ａ）
Ｌ△０－０ 湘南（Ｈ）
Ｌ○３－２ 清水（Ａ）
Ｌ○２－０ 大分（Ａ）
【通算対戦成績】
Ｈ １９試合・５勝 ６分 ８敗
Ａ ２２試合・１勝 ４分１７敗
計 ４１試合・６勝１０分２５敗
【直近対戦成績】
２０２０年１０月１０日 Ｊ１第２１節 ●０－１（Ａ）
２０２０年 ７月２２日 Ｊ１第 ６節 ●２―３（Ｈ）
２０１９年 ８月１７日 Ｊ１第２３節 △２－２（Ｈ）
２０１９年 ５月 ３日 Ｊ１第１０節 ●１－３（Ａ）
２０１８年 ８月２５日 Ｊ１第２４節 ●０―１（Ａ）
【今節のみどころ】
開幕戦では、退場者を出しながらも終盤に追いつき、しぶとく勝ち点１を持ち帰った。レッドカードを受けたシマオ・マテが最終ラインでは不在となるが、平岡康裕をルヴァンカップの横浜Ｆ・マリノス戦でフル出場させており、穴埋めの目途はついている。
そのルヴァンカップでは、前半に押し込まれたものの、ハーフタイムを挟むとまったく違う顔を見せた。氣田亮真らが果敢に攻めの姿勢を打ち出して、同点ゴールを奪えそうな場面もつくり出していた。
開幕戦でも苦しい時間が長かったが、最後には最低限の結果を手にした。苦戦が予想される王者相手の一戦ではあるが、今季ここまで２試合でのように、何か「反撃」を見せてくれるような予感が漂う。
