■城福監督がイメージした本当の試合展開

 ただし、後半に入ってその守備に綻びができ始めた。それは、広島の選手の体力が落ちてきたことと同時に、49分に途中出場したMF渡辺皓太が横浜FMの攻撃を活性化したことが大きかった。そして

この渡辺の2アシストによって、3-3に追いつかれたのだ。

「崩されない時間を長くして、相手がリスクを掛けてきたところにさらにカウンターを仕掛ける展開に持ち込めなかったことは残念」

 城福浩監督がこう悔やんだように、イメージしていた試合展開に持ち込むことができずに、勝ち点3はスルリとこぼれ落ちてしまったが、優勝を本気で狙うチームを相手にアウェイで勝ち点1を掴んだことは自信になる。次の試合は、早くも中2日でホームに札幌を迎えて行われる。

 2戦2分。この悔しさを、Eスタで晴らすつもりだ。

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