■相手指揮官も脱帽!
GKと1対1になりかけたところに、福岡MF重広卓也が全速力で戻ってきてマテウスを止めようとするが、マテウスはシュートフェイントを入れて重広のスライディングを誘い、その守備をいなしてしまう。
今度こそ福岡GK村上昌謙と1対1で対峙すると、いとも簡単にその股を抜き、ゴールを奪ってしまったのだ。この時点で時計の針は、開始から3分を過ぎた直後。5年ぶりの福岡に、開始直後の失点で精神的ダメージを与えたのだ。
試合終了後、長谷部茂利監督は「やはりスピード、技術、この2つは違いました。J2とはだいぶ違うすごさというか、高いレベルだなと感じました」と振り返ったが、このマテウスのゴールを踏まえての発言であろうことは、想像に難くない。
マテウスはその後の55分にも追加点を奪っており、川崎が本命とされる優勝争いにマテウスがストップをかけてくれそうだ。