■２月２８日／Ｊ１第１節 アビスパ福岡―名古屋グランパス（ベスト電器スタジアム）
Ｊ１リーグ優勝とＡＣＬ制覇に向けて大補強を敢行した名古屋グランパスが、Ｊ１昇格を果たした福岡に、貫禄の違いを見せて勝利した。その立役者は、ＭＦマテウスだ。
Ｃ大阪から柿谷曜一朗と木本恭生、川崎から斎藤学、浦和から長沢和輝など、そうそうたるタレントを獲得して挑む今季の名古屋。しかし、昨季９得点を奪って名古屋の攻撃をけん引したマテウスが、主役の座を譲るつもりはなかった。
福岡のホームスタジアム「ベスト電器スタジアム」に５年ぶりのＪ１のホイッスルが吹いて、まだ３分も経過していない時だ。左サイドを駆け上がったＭＦ相馬勇紀からのスルーパスをペナルティエリア左で受けたマテウスは、福岡のスペイン人ＤＦカルロス・グティエレスと対峙。しかし、対峙した直後にあっさりと股抜きでかわしてペナルティエリアの中に侵入する。
