流れの中で、そしてセットプレーでチャンスを作り続け、前半だけで2得点。昨年、鮮烈デビューをした三笘薫が、その勢いのままにゴールを重ねた。リーグ優勝を決めた昨年11月のG大阪戦(5-0)のようにさらにゴールを積み上げるかと思われたが、ここから思わぬ苦戦を強いられた。後半に入ると流れを渡してしまい、失点を2度も重ねてしまう。昨年3度戦って無失点だった相手に2点差をつけながら同点に持ち込まれてしまったのだ。
しかもガンバは、同点に追いつくや新しく獲得したFWチアゴ・アウベスとFWレアンドロ・ペレイラの強力外国人ストライカーを2枚同時にピッチに送り込んできた。69分のことである。直後に危険な場面を作られ、このままガンバのリズムになるかと思われた。