路線継続ということで、主力選手の多くがチームに残ることとなったが、昨季のチーム得点王だった2人が退団することになった。いずれも、13得点を奪ったエリキとジュニオール・サントスだ。2人合わせて26ゴールを積み上げただけに、優勝を目指すのならその穴埋めは絶対条件となる。

 そのためにマリノスが獲得した選手は2人。バイーア(ブラジル)から加わった左ウイングのエウベルと、レオ・セオラだ。エウベルはドリブルを最大の武器とした選手で、サイドを個人の能力で突破するが求められるポテスコグルー監督のサッカーへの適性は高そう。右ウイングで復活が期待されるFW仲川輝人と強力なウイング陣を形成してくれるはずだ。

 ただし、レオ・セオラについては不安材料もある。センターフォワードを基本ポジションとする選手だが、2016年にJ3の琉球に所属していたときは、23試合2得点に終わっている。2019年、2020年の2年連続で、ブラジル・セリエBで2ケタ得点を達成しているが、日本のサッカーに合うかどうかは未知数。また、日本入国までにはまだ時間がかかることも懸念される。

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