■「チームとして圧倒的に素晴らしかった」
―チームを代表して谷口彰悟選手でいかがでしょう?
大住「そう言われても、なんかな……まあ、というシーズンだった。川崎はね」
後藤「チームとしては圧倒的に素晴らしかったけど、MVPはなし」
大住「そう。該当者なし」
―その結論でいいですか?
大住「Jリーグが観客を入れ始めた最初は、たしか川崎の試合だったんだよ。あの時の拍手は本当に素晴らしかった。あの拍手録音じゃなかったの、って言われるくらいだったんだから。それで他のチームもみんな、来た人は一生懸命に拍手するようになって。だからMVPは川崎のサポーターで」
後藤「川崎のクラブにも、MVPをあげなきゃね。あれだけ若い選手をきちっと育てて、選手層の厚いクラブに仕上げたんだからね」