J1リーグ第32節 浦和レッズー湘南ベルマーレ
12月12日(土)|17:00 埼玉スタジアム2002
浦和にとって今節目指すものは、もちろん勝利。しかしその目的は、すでに失った天皇杯やACLの出場権の獲得ではない。マルティノスやエヴェルトン、そして大槻毅監督といったチームを離れることが発表された人のため、連敗を食い止めるため、そして、来季に向けてサポーターに可能性を届けるためだ。
直近5試合は1勝1分3敗なうえに、失点数が「13」とかなり不甲斐ない結果となっている。クラブの意地のために、勝利だけを睨む。
一方、ここ4試合で勝利から見放されている湘南。最近は若手選手を積極起用しながらも、当然、湘南スタイルは継続。前節・G大阪戦では負けはしたものの、2位チームを相手に攻めのゲームを展開してみせた。湘南には、DF岡本拓也、MF梅崎司、MF山田直輝、FW石原直樹ら、かつて浦和に所属していた選手が多くいる。
なお、前回の対戦はリーグ開幕戦。浦和が湘南に3-2で競り勝った。
■浦和レッズ
10位 勝ち点45 13勝12敗6分 得点42、失点51、得失点差-9
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
●A鹿島 0-4
●HG大阪 1-2
○A神戸 1-0
●A横浜M 2-6
△A広島 1-1
【通算対戦成績】
通算 36試合・24勝3分9負
ホーム 17試合・12勝1分4負
アウェイ 19試合・12勝2分5負
【直近対戦成績】
2020年 2月21日 J1第 1節 A3○2
2019年 9月 1日 J1第25節 A1△1
2019年 5月17日 J1第12節 H2●3
2018年11月24日 J1第33節 A1●2
2018年 4月28日 J1第11節 H0●1
【今節のみどころ】
天皇杯やACLの出場権獲得の可能性がなくなった今、残り3試合で白星を掴んで順位を一つでも上げることが求められる。
現在の浦和は、勝点45で暫定10位。昨年は勝ち点37で14位に沈んだシーズンで、2019年以上の勝ち点を獲得することはできたが、2年連続で2ケタ順位は絶対に避けたいところ。
今年で退任することが決まっている大槻毅監督が、選手選考をどのようにするのか注目が集まる。勝負にこだわったメンバー選考にするのか、あるいは、来季を見据えて若手を積極的に起用するのか。来季につなげる意味では、GK鈴木彩艶、ルーキーMF武田英寿、大卒2年目DF岩武克弥といった若手の先発起用が期待される。