J1リーグ第29節 鹿島アントラーズー柏レイソル
11月25日(水)|19:00 県立カシマサッカースタジアム
この対戦の鍵を握るのは、両チームの外国人アタッカーだ。
J1の順位表の頂点に立つ川崎フロンターレのごとく、得点ランクでトップを独走する選手がいる。柏レイソルのオルンガである。チーム内に新型コロナウイルス陽性反応が出たために消化試合数がリーグ最少タイのチームにおいて、2位に8ゴール差をつけている。
その得点ランク第2位につけるのが、鹿島のエヴェラウドだ。このストライカーが決めれば負けないという不敗神話は、まだ続いている。
新型コロナの影響で練習再開から3日で臨まなければならなかった前節、柏は苦戦を強いられたが、終盤にはオルンガが1点を返している。対する鹿島のエヴェラウドは、3試合連続ゴール中だ。
秘めた力と勢いと――。2人の輝きが、この試合の行方を決める。
■鹿島アントラーズ
4位 勝ち点52 16勝10敗4分 得点47、失点39、得失点差8
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
○A仙台 3-1
△H川崎 1-1
○A横浜M 3-2
●H名古屋 0-2
○H広島 1-0
【通算対戦成績】
通算 56試合・30勝9分17負
ホーム 26試合・16勝4分 6負
アウェイ 30試合・14勝5分11負
【直近対戦成績】
2020年 8月29日 J1第13節 A3○2
2018年11月 6日 J1第32節 A3○2
2018年 7月22日 J1第17節 H6○2
2017年11月26日 J1第33節 H0△0
2017年 7月 2日 J1第17節 A3○2
【今節のみどころ】
前節は無得点で試合を折り返したものの、試合の流れをうまくコントロールしながら3-1で勝利した。
エヴェラウド、ファン・アラーノと頼れるブラジル人選手がゴールを決めたが、チームをさらに追い風に乗せてくれそうなのが上田綺世だ。3戦連続で先発して、2得点。今季リーグ戦初スタメンの第5節には横浜F・マリノス相手に2得点し、直近4度の先発では3試合でゴールと、起用に活躍で応えている。自身はチーム上昇の波に乗り、また上田が相手の目を引きつけることでエヴェラウドのチャンスも増え、さらにチームは勢いづき…と、好調のサイクルがうまく回っていく。チーム活性化の大きな鍵となるストライカーの働きに注目だ。