実際、10人に聞けば意見もそれなりに割れそうに思われるが、さらに、まだ4試合も残しているが、あえて「サッカー批評的“川崎のMVP”」を選出したい。
今回、MVPの候補に挙がったのは4人いる。FW小林悠、MF家長昭博、MF三笘薫、MF守田英正の4人だ。
小林は、ここまで13得点と奪ってチーム得点王であるだけでなく、川崎のサッカーに欠かせない“前プレス”を実践。しかも、そのプレスのかけ方が非常にうまく、相手選手の脅威となっていた。さらに、ピッチ上で若手選手への指示や教育までもこなし、本来はライバルにもなるFWレアンドロ・ダミアンが得点すると自分の得点のように喜んではダミアンとグータッチをするなど、チームの精神面でも存在感があった。