家長は、G大阪を相手にハットトリックを決めるド派手な活躍をしてみせたが、プレーの正確さとアイデアによってチームにより多くのものをもたらした。ペナルティエリア近くで家長がボールを持てば、そのパスを期待して多くの選手が連動して動いてチャンスの度合いをより高めていた。
三笘薫は、大卒ルーキーながら圧倒的なドリブルで得点やアシストを次々と重ねていった。ここまでチーム2位の12得点。数字も恐るべきながら、第28節・横浜M戦で見せた長距離ドリブルなど、記憶にも残るプレーを連発した。その打開力がなければ、落していた勝ち点があったと言っても過言ではない。
守田は、中盤の底で安定感あるプレーを披露。ボール奪取や守備対応でハイレベルなプレーを見せたかと思えば、巧みなボールキープで時間を作ったり、あるいは、ボールをうまく散らすなど、ボランチとして求められるプレーをすべてこなしてみせた。