■「課題がハッキリしたのはよかった」
―自分たちの立ち位置も分かったと?
大住「これでたとえばね、前半に日本に1点が入って、後半に追いつかれて、またPKかなんかを貰って、勝ちこしたりして天狗になるよりは良かったかもしれないよ」
―むしろ課題がはっきりしたから良かったと?
大住「そうそう。やっぱり今日の試合後の選手たちの表情を見ていたら、俺たちはこんなんじゃいけない、と思っているのがひしひしと感じたよね」
後藤「だから同じことの繰り返しだけど、良いところはあったし、こうすれば戦える、っていうのが見えた中でやられちゃったんだから。4試合トータルでも上向いて、いろいろとできた中で、ここまで行けたんだっていう事で。この4試合は本当に良かったよね」
大住「本当にそうだね。ピッチ内でチームの前進や成長が見えたのは良かったし、この4試合をできたのが本当に良かった」
後藤「この時期にタジキスタンやモンゴルと試合をしているよりは、今回のように強い相手と試合をできたことのほうが絶対に将来にすごく役に立つはず」
大住「その分、来年もやらないといけないんだけどね」
後藤「それはまあ、いいじゃない」
大住「この状況の中で、4試合をやり切れたというのは、日本代表の強化だけでなく、経済的効果も含めた、あらゆる面でも良かったんじゃないかな」