しかし、アンジェ・ポテスコグルー監督がこれまで言ってきたように、横浜Mは異例の過密日程を迎えたJの中でも、ACLに出場するために後半に日程を確保するべく、他チームよりもさらなる過密日程の中で戦ってきた。その状況で、リーグ2位となる67得点を奪うサッカーを志向したことは、強く賞賛されるべきだ。
11月18日に川崎と戦うと、25日からはACLの舞台で戦うことになる。前節、昨季得点王のFW仲川輝人が復帰し、浦和戦にも途中出場。さらに、10月28日の試合以来、離脱していたMF渡辺皓太と、9月30日の試合以来、同じく離脱していた高野遼が浦和戦で復帰するなど、アジアでの決戦を前に続々と戦力が戻ってきている。
異国での集中開催という厳しい戦いに挑む横浜だが、ポテスコグルーマリノスは期待すべきチームの一つと言っていい。アジアに“ハマのアタッキングサッカー”を見せつけるための、ピースはそろいつつある。