■11月3日/J1第26節 川崎―札幌(等々力)
Jリーグの歴史上でも最強とされる今季の川崎を、札幌が完全撃破した!
試合が始まると同時に、等々力競技場のピッチを完全支配。チャンスを量産しするだけでなく川崎の攻撃を封じ込め、最終的には2-0で完封勝ちを収めてみせた。
川崎は札幌戦の前の段階で、22勝2分1敗。得点は「70」で、失点は「22」。Jリーグの歴代で最強のチームとも称される強さを発揮している。当然、対戦相手は川崎を研究してその攻略を試みたが、ルヴァンカップ準決勝でFC東京が破った以外に、うまくいったチームはなかった。
では、札幌を率いるミハイロ・ペトロビッチ監督はどんな策を用いたのか。ポイントは5つある。
まず、ペトロビッチ監督の試合後の言葉を借りれば、3つのポイントが浮かび上がる。まずは、「前からボールを奪いに前からアグレッシブに行く」ことだ。札幌は、開始2分から決定機を作ったが、それは川崎MF脇坂泰斗のパスがずれ、札幌MFルーカス・フェルナンデスがボール奪ったところから始まった。フェルナンデスが奪うと、それに連動してMFチャナティップとMF荒野拓馬も前に向かって走り出し、それによってチャンスを作りだした。札幌は、序盤から前への姿勢を明確にしていたのだ。