そして、こうした戦い方をピッチの上で実現するために、「先発はモビリティーのある選手を起用して前半は戦った」というのが、3つ目のポイントだ。前節のG大阪戦から、札幌は3人の選手を入れ替えたのだが、あえて、強力なブラジル人2トップを外してみせた。代わりに、MFチャナティップとMF荒野拓馬を前線に置いたのだが、実際、前半からこの2人が攻撃を活性化し、決定機を量産してみせた。ペトロビッチ監督の思惑は、ズバリ当たったのだ。

 そして、会見での言葉では表れなかった戦術もあった。それが、残りの2つのポイントだ。
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