柏の攻撃といえば、FWオルンガ、FWクリスティアーノ、MF江坂任の3枚看板が担っているが、江坂も前半のみで交代するなど、後半アタマに3枚替えを敢行。指揮官は「今日のゲームはあまり内容としては良くなかった。特に前半、相手のペースに飲まれて非常に攻撃を急ぎ過ぎていた」と話すように、17位のチームにテンポを持っていかれてしまった。

 しかし、後半になって攻撃面で持ち直すなど、収穫もあった。特に可能性を感じさせたのはFW呉屋大翔だ。9月19日以来となる先発出場を果たした呉屋は、チーム最多となる3本のシュートを放った。流れに入れない時間もあったが、ネルシーニョ監督も「ケガから復帰してようやくゲームに絡める状態に戻ってきている。今日のゲームに実際に出て非常にいい働きをしてくれたと思う」と太鼓判を押した。

 11月8日のルヴァンカップ決勝が終わると、FWオルンガがケニア代表に合流してチームを長期離脱する方向となっている。その中で、チャンスが訪れるのが呉屋とみられるだけに、調子を上げているのはチームにとってプラス材料といえよう。

PHOTO GALLERY ■【画像】清水と戦った柏イレブンの写真全27枚■
  1. 1
  2. 2
  3. 3