試合が動いたのは58分。柏から中盤でボールを奪った名古屋は、素早く右に展開。マテウスが入れたクロスがFW柿谷曜一朗にピタリと合い、GKキム・スンギュが一度は弾いたものの、詰めていた稲垣に押し込まれてしまった。

 この得点を契機に、流れが変わる。一転して柏が攻勢となり、チャンスを作っていった。後半のシュート数は柏が6本、名古屋が3本。しかし、GKランゲラックを中心とした赤い堅守を破ることができず、0-1で敗れてしまう。

 名古屋は後半途中からそれまでの4-2-3―1のシステムを、5-4-1に変更した。マッシモ・フィッカデンティ監督が「特別こういう練習をしてきたというよりも、試合の流れを考えて、こういう配置でこういう戦い方に持っていこうという指示を出しました」と明かしたように、突貫システムに移行させるほど、柏が猛攻を見せたことになる。

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