■10月24日/J 1第28節 FC東京―横浜M(味の素)
「2対9」――これは、前半のシュート数だ。横浜Mは2本、FC東京は9本。FC東京は横浜ゴールに襲い掛かり、決定機を何度も作った。
17分のFW田川亨介のヘディングシュート、26分のMF三田啓貴の左足ボレー、前半アディショナルタイムのMF安部柊斗のシュートと、決定機を3つも与え、前半はホームチームが優位な展開に。横浜Mとしては、大敗してもおかしくない試合展開だった。
後半に入ってもその流れは変わらなかったが、劣勢をねじ伏せたのがFWジュニオール・サントスだ。54分、FWエリキが右サイドから出したグラウンダーのパスに、J・サントスが東京のDF渡辺剛と競って体勢を崩しながらもゴールにねじ込んで先制点を挙げたのだ。