失点からわずか6分後の34分、左サイドで先発したMF汰木康也がペナルティエリア内に侵入。ドリブルで仕掛けると、DF瀬古歩夢が思わず足を出してしまい、PKを得る。FW興梠慎三がこれを決め、早くも同点に戻した。
そして44分、DF山中亮輔も先発起用に応えた。浦和の右クロスが弾かれたボールを、やや遠い場所ではあったが、山中が思い切ってミドルシュート。すると、ゴール前にいた瀬古の足に当たり、GKキム・ジンヒョンにとって予想外の軌道を描いたボールはそのままゴールネットに吸い込まれ、ラッキーな形で勝ち越し弾を奪うことに成功した。
前半、両チームの先発起用に応えた2人が試合を動かした中で、浦和が左サイドの2人が試合をひっくり返して見せたのだ。