■「間違いなくレベルは上がっている」
後藤「少し話はズレるけど、本当にこの暑さの中で、過密日程でどうなるかと思ったけど、やっぱりみんなきちんと、そりゃひどい試合も中にはあるけど、基本的にはコンディションを保っていいプレーをしているから、日本人の真面目さがココで生きているなって思いますよね」
大住「Jリーグが始まったころもね、週に2試合バンバンバンとあったんだけど、あの頃はお互いがヨレヨレになりながら気持ちだけはあって、それでなんとか見られる試合になっていたんだけど。今とは全く内容はちがうよね?」
後藤「最初の年とかやたらケガ人が出て、気持ちだけでやってたからそういうことが多かったんだけど。今年も、この過密日程で故障者続出になったらどうしようかと思ってたけど、そんなこともないし」
大住「5人交代も効いてるしね。」
―レベルが非常に上がっているという事ですね?
大住「選手の管理なんかの考え方とか、手法も全然違うし。コンディションの見極めも全然違うんじゃないかと思うんだけど。そのおかげだと思う」
―後藤さんが書いていた、横浜FCや大分、鳥栖なんかも含めて。サッカーも中堅どころが非常に楽しいサッカーをしていますね?
後藤「そうそう。上を食うのにね、昔だったら守って守って1発で。まあ、この間FC東京が川崎に勝ったのは、そんな試合だったんだけど。そうじゃなくて、きちっと後ろから繋ぐようなサッカーをしながら、それで上位と戦っていくチームがいくつか出てきたからね。間違いなく、レベルが上がってますよね」
大住「鳥栖はすごいよね。前からプレスが、本当に90分間続いちゃうからね。」
―コンディションが良いままキープしている感じなんですね?
大住「よっぽど、期するものがあるんじゃないかと思うんだけど。監督以下、本当に肝が据わっているようなサッカーをしているよね」