スアレスはアトレティコ・マドリーに、ビダルはインテルに移籍金ゼロで移籍。ラキティッチはセビージャに移籍金150万ユーロで移籍した。ウンティティについては買い手が見つからず、残留する運びとなっている。
サラリーキャップの問題を抱えていたバルセロナにとって、スアレス、ビダル、ラキティッチといった選手の放出で、そこに余白が生まれたのは確かだ。
ただ、その売却で得られたのは150万ユーロのみだ。今夏、リヨンのメンフィス・デパイ、マンチェスター・シティのエリック・ガルシアを狙っていたが、獲得には至らなかった。デパイやエリックを確保できるほどの資金は実質残っていなかった。
もう、バルトメウ会長に残された打ち手は多くない。そして、タイムリミットは迫っている。彼は2014-15シーズンにスポーツディレクターのアンドニ・スビサレッタの解任と会長選の前倒しを決め、賭けに勝って正式に会長に就任した。
だが、この勝負に関してはすでに結果が見えているような気がするのである。