特に注目するべきは、菅原、板倉、遠藤、伊東、鎌田の5人だ。

「菅原はオランダの強豪AZに19年から期限付き移籍。活躍が認められ、20年から5年契約で完全移籍を果たしました。その契約期間からもわかるとおり、まだ20歳ながら、完全に主力としての働きを見せている。また、同じくオランダでプレーする板倉は、これまでボランチとして代表に呼ばれていましたが、彼が頭角を現したのはCBとして。今回もDF登録であることからも、CBで使う、という森保監督のメッセージは明確です」(スポーツジャーナリスト)

 菅原と板倉の選出には、長友と吉田麻也の後継者を作る、という意志が感じられる。

 遠藤航は、シュトゥットガルトをドイツ1部に昇格させた中心人物。そろそろ代表のキャプテンを任されてもいいほどの存在になりつつある。

「車でいうなら、最高級のトヨタクラスの働きですね。実力をチームと監督に認めさせているわけで、その実力は本物です」(前同)

 4人目、伊東純也の現在の体のキレは過去最高レベルにあるのではないか、と前出のジャーナリストは言う。

「スーパーサブ的な使われ方をされることが多かったのですが、そろそろプレーを頭から見たい。ドリブルの突破力は圧巻です」

 鎌田大地については、昨季後半にゴールを量産。フランクフルトというチームで、世界を驚かせている。特に、途中出場した7月のAFBポカール杯の準々決勝、対バイエルン戦では、鎌田のスピード、強さが際立っていた。相手DFのタックルにも揺らがずシュートまでもっていき、そのこぼれ球がゴールにつながった。 

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