川崎フロンターレは、誰が欠けたらその勢いが落ちるのだろうか?
大島僚太が欠けても連勝は止まらなかった。では、エースの小林悠か?キレキレの三笘薫か?元気印の旗手怜央か?キャプテンの谷口彰悟か?それともフィールドプレーヤーで最長出場時間を記録中の山根視来か?
いや、家長昭博だろう。
ゴールに飢えたアタッカー陣を、憎たらしいまでの落ち着いたプレーをもってコントロールしている彼が健在である限り、空転し続けて試合が終わってしまうということも、相手の勢いに合わせてしまってドタバタする状態が続くこともありえない。
この週は、フロンターレにとって、2試合続けて難しい相手と当たった週になった。
水曜日の横浜FCとの試合では三浦知良や中村俊輔らをスタメンで起用され、今度は最下位の湘南ベルマーレだ。どちらも強豪とは言えないが、調子が狂う相手、だ。
しかし、結果は順当に2連勝だった。どちらも1点差とはいえ、こういう相手に取りこぼさないことが、今シーズンのフロンターレの盤石ぶりを表している。