各メディアによれば、ラウタロの移籍は極秘裏ながら、すでに合意に達したとしている。レアルのラウタロに関するうわさはこれまでなかったが、秘密裏に交渉を進めた理由を、ラウタロを狙っているバルセロナを激怒させ、インテルがバルセロナから獲得を狙っているチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルとの契約に影響を及ぼすためとしている。
さらにインテルは、ラウタロの売却益でコンテ監督が欲するフランス代表MFヌゴロ・カンテをチェルシーから、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコをローマから、獲得したいとしている。
ただし、レアル・マドリードとインテルから正式な発表はなく、この報道を懐疑視する見方もある。レアルの最大目標はフランス代表FWキリアン・ムバッペであり、そのムバッペの資金を捻出するには、このコロナ禍で他に大型補強ができないからだ。移籍が合意したという報道では、バルセロナが提示した年俸よりもレアルが提示した年俸のほうが200万ユーロ低いとしている。
はたしてレアルはラウタロを強奪したのか、あるいは、バルセロナに対する地元メディアを使ったインテル側の揺さぶりなのか――。メッシにとっても、今季からバルセロナを率いるクーマン監督にとっても、気が気でない情報と言えそうだ。