また、現在進行形で出ている話として、ワイナルドゥムのバルセロナ移籍の可能性がある。バルセロナの新指揮官・ロナルド・クーマンは、このワイナルドゥムの獲得を熱望しているとされる。さらに地元メディアの報道では、すでに個人間合意に達しているとするものまである。通常であれば、リバプールが絶対的主力を、ヨーロッパコンペティションのライバルに譲り渡すわけがない。しかし、もしそれが実現した場合、南野にかかる責任は大きい。ワイナルドゥムのポジションを埋める可能性が最も高い選手の一人だからだ。
言ってみれば、バルセロナが南野拓実にリバプールのスタメンを用意したことになるだろう。今の南野には、それを満たす手応えはあるはずだ。通常運転ではフロント3を指揮する、そして時にはフロント3を変形する、あるいは、自身が混ざってフロント4を形成する。南野がもたらす多くの選択肢が、リバプールをさらにヨーロッパで飛躍させるはずだ。