J1リーグ第13節 横浜FC―セレッソ大阪
8月30日(日)|18:00 ニッパツ三ツ沢球技場
2位のC大阪と、10位の横浜FCが対戦する。順位に開きはあるが、実は得点数は同じ「16」。つまり、「守備力」が両チームの差に直結しているのだ。
失点数を見てみると、C大阪はちょうど1試合平均1失点の「12」なのに対して、横浜FCは倍にあたる24失点を喫している。横浜FCはリーグ戦12試合を戦い、クリーンシートが1度しかない。ようやく第11節の鹿島戦で無失点試合を演じて現在の3連勝につなげたわけだが、その他の2試合は下位に沈む湘南と清水相手に、ともに2失点。それを上回る得点があったからこその連勝ではあるが、手放しで喜んでばかりはいられない。
対するC大阪は、前々節に川崎Fに大敗したものの、続く前節では仙台に2-1としっかり立て直した。この試合でも、実直に自分たちのプレーを展開してくるだろう。
J1での対戦は初めてだが、C大阪をホームに迎えた試合で、横浜FCは1度も勝ったことがない。その不吉な戦績もあり、横浜FCが勝利するには、相当の集中力が必要になる。
■横浜FC
12位 勝ち点14 4勝6敗2分 得点16、失点24、得失点-8
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】マギーニョ、ヨンアピン、武田
【直近5試合結果】
○A清水 3-2
○H鹿島 1-0
○H湘南 4-2
△A札幌 1-1
●AG大阪 1-2
【通算対戦成績】
通算 14試合・2勝6分6負
ホーム 8試合・0勝5分3負
アウェイ 6試合・2勝1分3負
【直近対戦成績】
2016年 8月 7日 J2第27節 A3○2
2016年 5月22日 J2第14節 H1△1
2015年 7月 8日 J2第22節 H0△0
2015年 3月29日 J2第 4節 A0●2
2009年10月25日 J2第47節 H0●3
【今節のみどころ】
連勝の波に乗っていきたいところだが、前節はダメージも負った。最終ラインで、ケガ人が続出したのだ。
負傷の程度は明らかではないが、ヨンアピンらが欠場となれば、守備においては大きなディスアドバンテージを負うことになる。マギーニョが不在なら、攻撃面でも痛手だ。場合によっては、3バックの採用もあり得るか。
一方で、複数得点できる試合が増えていることは明るい材料だ。試合間隔も、C大阪より1日長い7日間が空くこととなった。連続得点の皆川佑介、斉藤光毅に松尾佑介の若き爆発力で、C大阪の堅守をこじ開けたい。