このプレーをはじめ、PSGは縦に早く、直線的な攻めでバイエルンに襲い掛かった。これが実に効果的で、決定機を何度も作り出した。シンプルといえばシンプルだが、ムバッペとネイマール、そして、アンヘル・ディ・マリアやマルキーニョスも絡むことで、繰り返しのチャンス創出につながった。

 ノイアーはこの日、何度もビッグセーブを見せた。世界ナンバワーワン守護神の名を欲しいままにするプレーの数々だった。チャンスの高さも、シュートの質もある程度申し分ない。バイエルンも含め、この日、いくつもの決定機が生まれ、いくつものシュートが放たれた。撃ち合い、という言葉を使ってもおかしくない状態だったが、結果からいえば、得点はコマンの「1」のみ。攻撃を強みとする2チームの対戦は、最少得点しか入らなかった。

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PHOTO GALLERY 【表組】 新たな歴史が刻まれたCL決勝11年史
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