両チーム、90分間を通して強度の高いプレーを続けた。それは、守備の面でもそうだし、攻撃の面でもそうだった。バイエルンは、先述した以外にもチームが連携して得点を奪おうと画策する場面があった。

 ファンタジーに期待するのではなく、チームとして攻守を構築する。ハンス=ディーター・フリック監督とトーマス・トゥヘル監督という現代を代表する策士が指揮を執っているのだから、当然といえば当然の成り行きだっただろう。

PHOTO GALLERY 【表組】 新たな歴史が刻まれたCL決勝11年史
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