「C大阪ー仙台 まるで連ドラを見るように」PHOTOギャラリー「ピッチの焦点」の画像
ボールを競り合う清武弘嗣(C大阪)と浜崎拓磨(仙台) 撮影:原壮史
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 サッカーを連続ドラマとして楽しむサポーターは少なくない。

 この試合ならば、例えば「12日のルヴァンカップではセレッソの完勝だったが今回はどうか」と過去の対戦を踏まえたり「奥埜博亮は元ベガルタで、関口訓充は元セレッソ。しかも2人はかつてベガルタで長い間チームメイトだった」あるいは「長沢駿は大阪ダービーでセレッソの敵だった」のようなことでもいい。

 そういうことを思ってから観る試合は、選手への思い入れが強くなってより楽しめるだけでなく、当時の自分の思い出まで蘇ってくる。そして、その試合の思い出も強く残る。

 そうやって、過去の情報や経験によって今の楽しみが増えていくことは、なぜ勉強をするのか、の1つの答えでもあるかもしれない。

 坂元達裕は、今シーズンのセレッソでロティーナ監督に評価されている選手の筆頭だ。

 昨シーズン、ルーキーながらJ2の全42試合に出場し7得点。モンテディオ山形のJ1参入プレーオフ出場に大いに貢献した。チームは2回戦で敗退したが、その活躍ぶりによってセレッソ大阪に完全移籍を果たし、ここまでJ1でもリーグ戦全試合に、しかもスタメン出場している。ファウルを受けやすいポジションとプレースタイルでもデビュー以来リーグ戦全試合出場を継続できているのは、体力と頑丈さ、そして判断の良さがあるからだ。

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