真夏の6連勝!2位に浮上・ギラヴァンツ北九州(2)若きチームを牽引する「164cmの危険なレフティー」【戸塚啓J2のミカタ】の画像
ギラヴァンツ北九州・小林伸二監督  写真:アフロ
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■北九州を牽引する東京五輪世代

 北九州には注目すべきタレントも多い。東京五輪の出場資格を持つ1997年1月1日以降生まれの選手に絞っても、CB村松航大(22歳)、MF高橋大悟(21歳)、椿直起(20歳)、町野修斗(20歳)らが、スタメンとして多くの試合に関わっている。途中出場の多いFW佐藤亮(22歳)も、12節終了時で2ゴールをあげている。

 フレッシュな力の台頭が目覚ましいチームで、欠かせない戦力となっているのが高橋だ。18年に清水エスパルス入りしたこのレフティーは、19年8月に育成型期限付き移籍で北九州に加入した。追加登録後の全14試合に先発すると、チーム2位タイの7ゴールをマークする。10月と11・12月の月間ベストゴールを連続で受賞するなど、印象的な得点も多かった。

 育成型期限付き移籍を延長した今シーズンは、空き番号となった「10」を背負う。開幕から全12試合でピッチに立ち、チーム3番目のプレータイムを記録している。

 身長164センチと小柄だが、ピッチ上での存在感は抜群だ。4-4-2の右MFを基本ポジションとし、カットインからの左足シュートが彼の見せ場だ。同サイドの狭いスペースを撃ち抜くことも、逆サイドへ流し込むこともできる。

 2トップに近いポジションを取り、攻撃陣が連動したなかでの崩しのパスやフィニッシュもアイディア豊富だ。トリッキーなワンタッチプレーで相手を欺き、好位置からの直接FKをチームにもたらしたりもする。

 J1よりもタフなJ2の環境は、伸び盛りの才能を大いに刺激する。北九州の背番号10は、見逃してはいけない選手だ。

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