J1リーグ第9節 川崎フロンターレ―大分トリニータ
8月8日(土)|19:00 等々力陸上競技場
首位に立ち続ける川崎Fは、ここまで盤石の歩みを見せている。たとえ2点を先制されてもひっくり返し、交代カードも個性的な選手がそろう。基本的には大きな変化はないが、先発の顔ぶれが変わっても、チーム力が落ちることはない。
対する大分は、試合ごとに先発が入れ替わる。試合の中で、選手のポジションをチェンジさせることも少なくない。前節までベンチ外だった選手がいきなり先発など、サプライズな起用も多い。
万全の川崎Fが足をすくわれたなら、驚きと言ってもいい。そんなアップセットを起こすには、もはや奇襲しかないかもしれない。果たして、「サプライズ」はあるか。先発のピックアップから、片野坂監督の采配に注目だ。
■川崎フロンターレ
1位 勝ち点22 7勝1分0敗 得点21、失点6、得失点差15
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】長谷川
【直近5試合結果】
○AG大阪 1-0
○H湘南 3-1
○A仙台 3-2
○A横浜FC 5-1
○H柏 3-1
【通算対戦成績】
通算 28試合・11勝6分11敗
ホーム 14試合・ 7勝4分 3敗
アウェイ 14試合・ 4勝2分 8敗
【直近対戦成績】
2019年 7月27日 J1第20節 H3○1
2019年 5月26日 J1第13節 A1○0
2013年11月30日 J1第33節 A1○0
2013年 3月 9日 J1第 2節 H1△1
2011年11月16日天皇杯3回戦 H4〇0
【今節のみどころ】
まさに充実の布陣だ。長谷川が負傷しているが、代わって左ウィングを務める旗手はルーキーとは思えない堂々のプレーを披露。5日のルヴァンカップ鹿島戦ではプロ初ゴールも記録した。
鬼木監督も、誰が出てもチーム力が落ちないという布陣だが、やや気になるのはインサイドハーフか。今季のリーグ戦で全試合に先発している脇坂だが、フル出場は2試合のみ。前半のみで退くこともあった。チームの今後を担う一人であるだけに、さらなる存在感を発揮してもらいたいところ。
G大阪戦では、ハーフタイムに退いた脇坂に替わって家長が中央に入り、空いた右ウィングに入った三笘が躍動した。続くルヴァンカップ鹿島戦でプロ初先発した三笘は1ゴール1アシストと結果も残した。同じポジション内のみならず、激化するチーム内での競走。今節も、台頭する選手が表れる可能性は十分にある。