新型コロナウイルスの感染拡大で3月8日を最後に中断していたブンデスリーガが5月16日に再開した。ヨーロッパの主要リーグの先陣を切って約2か月ぶりに開催された26節は、16日に6試合、17日に2試合が行われ(18日にも1試合が予定)、ドルトムント対シャルケの注目の「レビア・ダービー」は4ー0でホームのドルトムントが大勝。19歳の新星アーリング・ハーランドが29分に決めた先制弾は再開後のリーグ初ゴールでもあり、2位につけるチームは幸先の良いリスタートを切った。このドルトムントを抑えて首位に立つバイエルンは、アウェーでウニオン・ベルリンを2ー0で下し、こちらも快勝で再開を飾った。長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、鎌田は先発、長谷部は途中出場でピッチに立ったが、ホームでボルシアMGに1ー3で敗れた。
両チームが並んでの入場や整列はなく、控え選手はマクスを着用しソーシャルディスタンスを保ってスタンドに座るなどの感染防止策が取られ、無観客のスタジアムに選手や監督の声が響き渡る試合は「新しい日常」を印象付けたが、1部と同様に26節の9試合が実施される予定だった2部では、選手に感染者が出たため1試合が延期されている。