AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第2節で、日本から参戦した6クラブが見事に全勝を飾った。しかし、そのスコアボードの裏には、経済成長を背景に陣容を強化する東南アジア勢の大善戦があった。連載第2回では、ヴィッセル神戸や柏レイソルの試合展開から、かつての圧倒的な実力差が縮まりつつあるアジアの現状と、それでも日本のクラブが「勝ち切れる理由」に迫る。【第2回/全3回】
■ 全北現代を沈めた神戸、ポートFCに5発の柏。スコアの裏に隠された東南アジアの急成長
かつては日本のクラブと東南アジアのクラブでは大きな実力差があったものだが、東南アジア各国の経済発展によって各国クラブが財政規模を拡大。かなりハイレベルの外国人選手をそろえ、また自国の代表級を並べて強力な陣容を誇っている。タイのクラブなどは、選手の俸給がJリーグクラブと遜色ないレベルにあると言われている。
14日の水曜日に行われた2試合ではヴィッセル神戸がかつてのアジアの強豪、全北現代モータースに2-0で完勝した。
韓国サッカー界はこの夏のワールドカップでのグループリーグ敗退後の大混乱(鄭夢奎=チョン・モンギュ=大韓蹴球協会会長の辞任後、後任を決められず、代表監督も暫定のまま)でACLでも大苦戦を強いられている。
柏レイソルも前半のゴールラッシュでポートFCに5-1と大勝した。
しかし、柏が後半に入って守備の要の古賀太陽や右サイドの攻撃を引っ張る久保藤次郎など主力級に休養を与えるために交代を使い、ポートFCがシステムを変更してきたことで流れが変わり、しかも、柏の前線の選手たちが消耗のために足が止まってしまい、最後は攻め込まれる展開が続いて「楽勝」からは遠い内容の試合だった。






































