■試合を変えた中村敬斗の突破力…それでも完璧には遠い理由

後藤「僕よりも大住さんのほうが楽観的になるなんて、珍しいね。僕は今回のシリーズを見ていると、そりゃあ日本は強いからアジアカップで優勝できる力はあると思うけど、完璧には遠いよなって感じがする」

大住「もちろん、完璧には遠いんだけど、上田綺世は相変わらず得点力を示しているし、プレーも良い。堂安律も非常に良いし、久保建英も調子を取り戻してきた」

後藤「やはり上田は点を取るし、個々を見れば選手の能力がここまで上がったのかということを再確認した。それなのにニュージーランド相手に1点差での勝利だったし、失点してバタバタしちゃったし、チームとしてはそれほどの出来ではなかったなと思う」

大住「ニュージーランドの監督は試合後、日本が4バックにして、かえってやりやすかったと言っていたよ。日本のシュートは前半が7本で、後半は13本だからね。後半のほうが派手に打っていたよね。これまでの試合では、シュートが少なかったでしょ。試合を通じて6本とか7本しか打てないんじゃあ、ちょっと厳しいよね。ニュージーランド戦の前に名波浩コーチが皆に映像を見せたりして、シュートを打つイメージを持たせたと言っていたけど、毎試合10数本はシュートを打てるようにならないといけないよね」

――確かに、決勝点も中村敬斗の個人技のおかげ、という印象は強かったですね。

後藤「試合の流れを変えたのは、確かに中村だった。あのドリブルが決勝点を生み出したし、それ以外の場面でも何度も仕掛けて流れを変えた」

大住「また一段と上手くなった感じがするね。堂安律と同じく、ウィングバックとして守備に回る時間も多かったけど、このニュージーランド戦は後ろにサイドバックが控えていたから、より攻撃的にプレーできていた。あれだけの選手が交代で入ってくるんだから、相手としてはつらいと思うよ。それに、今回の4バックの良いところは、選手を代えずに3バックから移行できるというところだよね。まだ実際にやってはいないけど、それだけのメンバーではあるよね」

後藤「できるだろうっていうメンバーではあるけど、じゃあ今できますかと言われたら、ちょっと不安だよね」

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